庶民の弁護士 伊東良徳のサイト

たぶん週1エッセイ◆
ブログ化する?しない?

 最近は、インターネットのポータルサイトのサービスなどでただで簡単にブログが作れ、トラックバック機能などの効果で検索サイトで上位にヒットしやすいとか、RSS(更新自動お知らせ機能)の便利さで読者を増やしやすいとかの事情もあって、通常のホームページ(ウェッブサイト)よりもブログの方が優位になってきています。
 このサイトもどうしてブログにしないでHPにしているのなんて聞かれたりもします。

 でも、このサイトの場合、基本的には裁判のしくみや弁護士の仕事とか、法律の中身なんかを解説する部分が中心になっています。そういう説明は、基本的なことを説明したページを読んでもらって、その後に具体的な説明のページに行ってもらう必要があります。例えば民事裁判関係は「民事裁判の話」のページでひと言ふた言で簡単に説明し、その後より詳しいページに飛んでもらっています。そうでないと話がわかりにくいですから。
 それにそういう説明は、メニューがあって読みたいところを選んでもらう方が読む方には便利です。
 そういう体系的なつくりが必要な場合、ブログでは難しいと思います(技術的には可能なのかも知れませんが、私のような初心者にはできません)。ブログでは、基本的なアドレスを入れると基本的なトップページを表示するのではなく、一番新しい記事を表示しますので、メニュー表示が難しいです。基本的な説明のページから読んでもらおうと思っても、そのページを先に出すような体系的な造りができません。
 ブログの場合、読みたい記事がどこにあるのかを探すのが結構大変です。キーワード検索で探すことはできますが、適切なキーワードを思いつくとは限りませんし、基本的な説明に行き着けるとは限りません。結局ブログの場合、たまたま一番新しい記事とその少し前の最近の記事のタイトルで目についたことしか読まずにさよならすることになりがちです。
 そう考えると、このサイトはブログ化には向かないと思います。
 でも、裁判や法律の説明でない部分、例えばこのエッセイのコーナーとか、読書日記とかは、体系的に読む必要は全くありませんから、ブログに向いています。
 それで、読書日記は2006年7月からgooブログで「伊東良徳の超乱読読書日記」に出しています。ほとんどこのサイトの読書日記と同じですが。
 さらに、エッセイのうち法律がらみでないもの、特に映画とか美術関係のものを別立てでブログ化することにしました。今度はgoo以外にしようと思って、GoogleのBloggerを使って、2008年4月に「伊東良徳のときどきかるちゃ〜」を立ち上げてみました。しかし、これがとっても使い勝手が悪い。テンプレートは少ないし、使えるブログパーツも少ないし、カスタマイズの自由度が低い。作ってみていかにも無骨というか工夫がないというか、もうすこしセンスのある画面にしたいと感じました。結局、昨日(2008年5月3日)、infoseek(楽天)に別に「伊東良徳のとき・どき★かるちゃ〜」を立ち上げて、そちらに記事を移して、Googleの方は削除しました。
 そういうことから、このサイトの法律がらみのところは今後もブログ化はしないで続けていきます。でも、法律と関係のないところは、適宜、ブログに出して行こうとも思っています。ブログに出したものも基本的にはこのサイトで読めるようにはしますけど(たまにブログ用の独自記事も書くことがありますが)。

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