◆たぶん週1エッセイ◆
映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」
友人の結婚のための介添人(ブライズメイド)たちのバカ騒ぎを描いたコメディ「ブライズメイズ」を見てきました。
封切り3日目月曜日振替休日、全国15館東京4館の上映館の1つヒューマントラストシネマ渋谷シアター1(200席)午前11時45分の上映は6〜7割の入り。観客層は若者が多数派。
アメリカでは「セックス・アンド・ザ・シティ」を超える大ヒットを記録したといううたい文句ですが、ちょっと寂しい(実は、セックス・アンド・ザ・シティの全米興行成績がそれほどでもなくて歴代200位にも入らないって問題のようでもありますが)。
経営していたケーキ屋が人手に渡り、恋人もできずにセックスフレンドがいるだけの38歳の宝石店員アニー(クリステン・ウィグ)は、親友のリリアン(マーヤ・ルドルフ)から婚約したことを打ち明けられ、ブライズメイド(花嫁介添人)のまとめ役に指名される。引き合わされたブライズメイドの1人ヘレン(ローズ・バーン)は大金持ちの後妻で、上流志向のヘレンにアニーは反発を感じる。結婚式の衣装選びにヘレンの紹介で高級ブティックに入ったブライズメイドたちは、アニーが選んだ安いブラジル料理店の食事で食あたりして高級ドレスを試着したままトイレを探して走り回るはめに。パーティーはリリアンの別荘でと考えたアニーは他のブライズメイドの圧倒的支持でラスベガス行きが決まり慣れない飛行機で酔っ払って乗務員とけんかして飛行機を途中で降ろされてしまう。リリアンからまとめ役の交代を言い渡されたアニーは、ヘレンが開いた豪邸でのブライダルシャワーの席でアニーの手作りのプレゼントよりヘレンのパリ旅行招待を喜ぶリリアンの姿を見てぶち切れ、会場をめちゃくちゃにしてしまう。絶交を言い渡して去るアニーの姿にリリアンは・・・というお話。
日本語のサブタイトルの付け方からイメージできるように「ハング・オーバー」女性版という売り文句もついてますけど、日本人には「ハング・オーバー」より笑いのツボが近いかもしれません。
ブライズメイドを5人組にしたわりには、アニーとヘレンとギャグ担当のメーガン(メリッサ・マッカーシー)以外の2人は存在感ほとんどなくて、アニーとヘレンの対立、呆け役・なだめ役のメーガンというシンプルな分担になっています。コメディとしては、あと2人にももう少しキャラを立たせた方がよかったんじゃないかと思います。
私は、見る前にイメージしてたよりも、「どん底」のアニーの意地の張り方、しょぼくれ方が、けなげというか、わかるというか、身につまされるというか、しんみりとしてしまいました。
敵役のヘレンも大金持ちで背伸びしていっぱいいっぱいだしずれてるけど、意外にいい人かもしれないし。
そういうコメディとしてではないドジなアラフォーの青春映画として見るのもありかなと思いました。
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