◆たぶん週1エッセイ◆
映画「名探偵コナン 異次元の狙撃手」
新登場の女子高生探偵世良真純がかっこいい
新たな登場人物が多い分コナン以外のレギュラー陣はかすんでいる
名探偵コナン劇場版第18作「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」を見てきました。
封切り3週目土曜日、キネカ大森スクリーン1(134席)午前10時40分の上映は4〜5割の入り。
東京の街を一望できる高さ635mのベルツリーが完成しそのオープニングセレモニーの最中、コナンらの目の前で不動産業者の男が狙撃され殺害された。この男を探っていた女子高生探偵世良真純とコナンは狙撃場所に駆けつけ、逃走するバイクの男を追い、途中からFBIも参戦して男を埠頭に追いつめるが海の中に逃げられてしまう。FBIによれば、元米軍特殊部隊の凄腕狙撃手ティモシー・ハンターが行方不明で、ハンターは名誉の勲章を兵士のウォルツと部下マーフィーの陰謀によって剥奪され、娘が日本人の婚約破棄に絶望して自殺し、日本の悪徳不動産業者にだまされて破産し、殺された不動産業者がハンターをだました不動産屋で、ハンターが怨みを持つ残り3人のうち婚約破棄男の消息は不明だが残り2人は今日本に滞在しているという。警視庁とFBIは、ハンターの知人を訪ね、恨まれている3人の保護を目指すが、婚約破棄男を発見して駆けつけた世良とコナンの前で婚約破棄男が射殺され、ハンターへの容疑が強まる中、今度はハンターが浅草のホテルで射殺され…というお話。
冒頭に、名探偵コナンのお約束の高校生探偵工藤新一が体が縮む薬を飲まされて小学生のコナンになった経緯とその犯人と考えられる「黒ずくめの組織」の解説があり、今回はそれに加えて新たな登場人物として、毛利蘭と同級生の女子高生探偵世良真純、工藤新一の家に下宿している謎の大学院生沖矢昴、FBI捜査官のジェイムズ・ブラック、ジョディ・スターリング、アンドレ・キャメルらが紹介されています。
その中で活躍するのは、新登場の女子高生探偵世良真純。コナンをバイクに乗せて八面六臂の大活躍で、キビキビしてりりしくとてもかっこいい。コナンをかばって撃たれた時は、私などつい涙ぐんでしまいました。
他方、その陰で、新たな登場人物が多い上に容疑者・被害者側の関係者も多く、それぞれがさまざまな動きをするため、コナン以外のレギュラーメンバーはかすんでしまいます。警視庁の捜査官はほとんど活躍の場もなく、毛利小五郎の眠りの小五郎も登場しませんし、まぁその人たちはどうでもいいんですが、灰原哀や毛利蘭の活躍もほとんど見られないというのは、ちょっと寂しい。
(2014.5.4)
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