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たぶん週1エッセイ◆
映画「名探偵コナン 天空の難破船」

 アニメ名探偵コナン劇場版第14作「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」を見てきました。
 封切り5週目日曜午前は4割くらいの入り。観客層は、もちろん、お子様連れ中心。

 恋人の毛利蘭とのデート中に黒ずくめの組織の犯行の一部を目撃して毒薬を飲まされた高校生探偵工藤新一は、目が覚めると体が縮み小学生の体になっていたため、「江戸川コナン」を名乗って毛利蘭の下で蘭の父毛利小五郎の影武者として密かに事件を解決し、蘭にはときおり電話で元気だが忙しくて会えないと伝えていた。(ここまではアニメの前提となる設定)
 今回の名探偵コナンは、飛行船上で、蘭の唇をめぐって怪盗キッドとコナンが繰り広げる争奪戦。裏タイトルも「天空のナンパ戦」!
 まじめにやれって? はい。まじめにやっても実はあまり変わらないような気が・・・

 国立微生物研究所が武装集団に襲われ爆破された。この研究所には飛沫感染し、痒み・発疹が初期症状で感染すると致死率80%、有効な治療法なしの殺人バクテリアがあり、10年前に鈴木次郎吉の協力により壊滅されたはずの「赤いシャムネコ」がネット上で殺人バクテリアを奪取したと発表し7日以内にそれを用いたテロを行うと予告した。他方、コナンは、財閥の長鈴木次郎吉が怪盗キッドに対して飛行船ベル・ツリー号からビッグジュエル「天空の貴婦人」を盗み出してみろという挑戦状を出し、怪盗キッドがこれを受けたことから鈴木の招待により蘭や蘭の父の探偵毛利小五郎らとともにベル・ツリー号に乗船していた。怪盗キッドは乗組員に扮してベル・ツリー号に乗船していたが、蘭に挙動不審を見とがめられて、正体を見破られ、とっさに工藤新一に変装して、怪盗キッドはある目的で自分が化けているのだとごまかす。飛行船が東京を出発して大阪に向かう途中、ベル・ツリー号の休憩室に殺人バクテリアを撒いたという犯行声明が出され、ほどなくベル・ツリー号は武装集団にハイ・ジャックされてしまう。乗り込んでいたルポライターの藤岡隆道がまず掌や顔面に発疹が出て隔離されたのを始め休憩室に行った者に発疹が出、藤岡に腕をつかまれた蘭も藤岡につかまれたところに発疹が出る。殺人バクテリアと爆弾、武装集団に囲まれてコナンは無事に事件を解決できるのか、怪盗キッドとの対決は、そして武装集団の真の目的は・・・というお話。

 どう解決するかは、まぁ見てのお楽しみですし、当然に解決はされるのですが、最後の「鯨が跳ねる」は、いくらなんでも無理筋ですよね。
 蘭が最後に怪盗キッドは工藤新一じゃないと見破ったポイントは「新一ならしないことをしたから」。それを聞いたコナンが、「新一ならしないことってなーに」と気にし続けますが、それとは別に、知らされても複雑な気持ちになると思うんですが。って、見てない人にはあまりにもわからないですね。ま、ここはバラしてしまうと、蘭にキスしようとしたときに蘭のお尻を触ったから。実はキッドは別のことをしていて手が当たっただけなので、これはキッドにも心外(痴漢冤罪か)。でも、恋人にキスしようとするときお尻に触っちゃダメなんでしょうか。「新一ならそんなことしない」って言われた新一も複雑な心境では・・・こういう感想を持つのはすでにセクハラオヤジの感覚なんでしょうか。

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