◆たぶん週1エッセイ◆
映画「ワイルド・スピード ジェットブレイク」
第9作にして初めて主人公(ドム)の弟が登場、ずっと確執があったことが明かされるって、テキトー
今回のカーアクションは超強力電磁石が売り
ワイルド・スピードシリーズ第9作「ワイルド・スピード ジェットブレイク」を見てきました。
公開3日目日曜日、新宿ピカデリーシアター2(301席:販売147席)午後0時45分の上映は8〜9割の入り。
世界中のあらゆるコンピュータに侵入しあらゆる兵器を自由に操ることができるシステム「アリエス」を飛行輸送していたミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)が襲われ、ビデオ通報を受けたドミニク・トレット(ビン・ディーゼル)らは墜落地に向かうが、大部隊の襲撃・追撃を受け、最後にやってきたジェイコブ(ジョン・シナ)にアリエスを持ち去られてしまう。ドムの父ジャック・トレットはレーサーだったがレース中にレーシングカーが発火炎上して死亡した。ドムはパイプのひび割れが放置されて発火したと判断し、整備を担当していたジェイコブが父を殺したと見て、けんか別れになり、その後ジェイコブは兄を怨み続けていた。ジェイコブを探して旧知の人脈をたどりロンドンを訪れたドムは、ジェイコブの意を受けた者にまんまとさらわれて、ジェイコブを支える富豪の息子オットー(トゥエ・エルステッド・ラスムッセン)の豪邸に呼び入れられるが…というお話。
まぁ、ある意味ストーリーはどうでもいいシリーズではありますが、自由な生き方を志向し仲間(ファミリー)を大切にすることを強調するドムらが、悪役と戦い世界を守るみたいな話に巻き込まれていくパターンが続いています。
今回は、第9作にして初めて突然、主人公ドムの父親や弟が登場し、ドムの青年時代が描写されます。
シリーズ途中で2番手キャラだったブライアン(ドムの妹ミアの夫)が俳優が死んでしまっていなくなり、ドムらに事件を持ち込むFBI捜査官役だったドウェイン・ジョンソンが最近はジュマンジシリーズとかジャングル・クルーズとか主役を張れるようになって脇役で出ていられなくなったのか登場せず、その分、新たに弟ジェイコブを登場させ、死んだはずのハン(サン・カン)を復活させたりしてメンバーを増やしたのかなと思えます。
その辺りのテキトーさ加減は、このシリーズはそういうもの、アクションができる前提があればそれでいいじゃんと思って見ましょう。
毎回、新たなアイディアを入れたカーアクションが売りの作品ですが、今回は超強力電磁石です。崖っぷちで車を飛行機が拾い、周囲の金属製品や車を吸い寄せて追跡車にぶつけて攻撃し、敵の装甲車に自車を接着させて乗り移り、巨大車両の前部に自車を接着させてブレーキをかけて倒立・回転させるといったところが見どころです。
ラストにまた続編作るぞというほのめかしをしていますが、次はどういうアイディアのカーアクションを見せてくれるのでしょうか。
(2021.8.8記)
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