たぶん週1エッセイ◆
映画「恋するベーカリー」

 メリル・ストリープ主演の老いらくの恋ラブコメ「恋するベーカリー」を見てきました。
 封切り2週目土曜日午前は、5〜6割くらいの入り。観客層はやはり中高年が多め。

 10年前に離婚した後女手一つでベーカリーを経営し、3人の子供たちを育て上げたジェーン(メリル・ストリープ)は、娘の結婚、息子の大学卒業を迎え、長らく住んだ家に一人となることになり、念願だったキッチンの増築を計画、設計を担当するアダム(スティーブ・マーティン)と打ち合わせを重ねる。ジェーンの元夫のジェイク(アレック・ボールドウィン)は、若妻と結婚するが、妻は別の男に走って妊娠した後によりを戻し、妻が子どもが欲しがりながらできないため不妊治療センターに通わされていた。息子の卒業式のためにニューヨークに滞在中のジェーンとジェイクはホテルのバーで食事をするうちに昔を懐かしみ焼けぼっくいに火がついてそのままベッドインしてしまう。その後言い寄るジェイクに戸惑いつつも逢瀬を続けるジェーン。他方妻との離婚から立ち直れずにいたアダムとも惹かれ合い・・・というお話。

 とにかく50代でも60代でも恋はできるしラブコメもできる!って映画です。
 還暦にして堂々たる体躯のメリル・ストリープが、ラブコメで、こんなに「かわいい女」を演じられるというのがすごい。自宅でジェイクのためにディナーを用意して待つシーンのメリル・ストリープのかわいい女ぶりは、それだけでも一見の価値ありです。
 59歳の設定のジェイクについても、59歳ってこんなにHできるんだって、感心してしまいます。不妊治療センターで精液検査中にジェーンから電話で今すぐ「ランチ」どう?って誘われて「10分後に行く」と駆けつけてすぐベッドインって・・・(アクシデントで結局できませんでしたけど)。

 ところで、ジェイクと若妻。妻の方は別の男と子供を作って戻ってきたわけですし、ジェイクはジェーンとの間に3人子どもがいるわけで、それでなぜ不妊治療?
 59歳弁護士のジェイク、ジェーンと焼けぼっくいに火がついてからは、ほとんどストーカー状態。ジェーンも基本的に受け入れているんだし、年は59歳、相手は元妻、その上あんた交渉とか駆け引きが仕事でしょ、もっと落ち着いて余裕持てよ、と思ってしまいました。もちろん弁護士だから恋の駆け引きが上手にできるってことはないんですが(いうまでもなく、弁護士だから絶倫ということには・・・。言い訳が多いな、今日は)。

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