たぶん週1エッセイ◆
カラヤンフィルム・コンサート

 2008年11月8日から12月12日までテアトルタイムズスクエアで行われているカラヤン生誕100周年記念カラヤンフィルム・コンサート。ここのところ時々行っています。たいていガラガラですから時間ギリギリでも余裕で入れます。

 私は、音楽会は苦手な口で、曲目はもちろん全部クラシック(ベートーヴェン、モーツァルト、チャイコフスキー、ブラームス、ドヴォルザーク、ヴェルディ)ですから、ちょっと辛いものがあります。
 ただこのフィルム・コンサート、制作が1966年の3本(ベートーヴェン交響曲第5番、モーツァルトヴァイオリン協奏曲第5番、ドヴォルザーク交響曲第9番)は、モノクロですが、リハーサル風景+演奏になっています。リハーサルは、カラヤンがオーケストラのメンバーに少しずつ演奏させては指示を出し、フィルム・コンサートなのにやたら字幕が登場します。1つめの音と2つめの音の大きさを変えたり同じにしたり、音の流れにアクセントをつけたりなくしたり、カラヤンの指示で同じフレーズがかなり違う印象になっていきます。他の指揮者との問答で音自体より音と音の間が大事だとか、哲学的な話(老子が引用されたり・・・)をされて、それを聞いていてもよくわからないんですが、リハーサルで演奏させながら音と音の間隔をつめて流れをよくするとか実演するとなるほどと思います。
 音を出すのは演奏者ですから、指揮者の影響なんてそんなにあるのって思っていましたが、こういうの見ると、指揮者の力が大きいのだなと実感します。
 でも、そう思っても、演奏に入ると、やっぱりクラシックは苦手だなと、また感じてしまうのですが・・・(*_*)

**_****_**

 たぶん週1エッセイに戻る

トップページに戻る  サイトマップ