◆たぶん週1エッセイ◆
検索順位とクリック率
このサイトの閲覧実績でも平均掲載順位1.0のクリック率は36.8%、2.0なら15.7%
見てもらいたいページと、現実に見られるページがズレるのは、ちょっと哀しい
Googleのウェブマスターツールで、自分のサイトの過去(デフォルトで過去1か月。過去90日までの任意の時期を表示可能)のキーワード毎の表示数、クリック数、クリック率、平均掲載順位を確認することができます。
平均掲載順位というのは、今どきの検索(というか少なくともGoogleの場合)では利用者の閲覧履歴を反映して過去に閲覧したことがあるサイトは上位に表示される(それを避けたい人はDuckDuckGoなどを利用しましょう)し、検索の都度ある程度順位がぶれるなどのため、同じキーワードを検索しても検索順位は同じとはいえない、それで平均を取るということのようです。
このサイトが過去1か月の検索実績で平均掲載順位1.0となったキーワード(組み合わせを含む)は150。代表的なキーワードは、「擬制陳述」「訴訟救助」「欠席判決」「仮の地位を定める仮処分」「賃金仮払い仮処分」などです。「庶民の弁護士」では1.0ですが、「伊東良徳」は1.1…。ウィキペディアの記事が作られたために、ときどきウィキペディアに負けるようです (-_-;)
平均掲載順位1.0となったキーワード150件の平均クリック率を計算すると、36.8%。検索して1位でもそんなものなのですね。
平均掲載順位2.0となったキーワード124件(平均掲載順位1.1〜1.9が62件あるけど差がわかりにくいから無視)の平均クリック率を計算すると、15.7%。やっぱり、ネットの世界では、検索1位と2位で見てもらえる確率は半分以下になってしまいます。ちなみに平均掲載順位2.0には、「上告理由」「訴訟費用 負担」「労働審判 付加金」などの法律系の他に、「リーガルサスペンス」「エミリーの記憶喪失ワンダーランド」「姿くらまし」などの読書系も並んでいます。
平均掲載順位3.0となったキーワード99件の平均クリック率は9.4%。平均掲載順位3.0には、「反対尋問」「オリコ 過払い」「勾留延長」「上告趣意書」などがあります。
、平均掲載順位4.0となったキーワード110件のクリック率は8.8%。平均掲載順位4.0には、「上告期限」「勾留期限」「上告受理申立理由書」などがあります。
平均掲載順位5.0となったキーワード112件の平均クリック率は5.1%で、以下6.0が5.1%、7.0が3.9%、8.0が5.9%、9.0が3.4%となっています。10位以下は、ウェブマスターツールの表示に小数点以下が出てこないので同等に扱えません。
自分のサイトの閲覧実績を見ても、検索順位1位なら30%強の人が見るけど、2位ならその半分、3位と4位で10%足らず、5位以下だと数%ということがハッキリします。
検索順位は、こちらの力ではどうにもならない(こちらの力でどうにかなったら、多額の宣伝費をかけるところが1位になることになるのでしょうし)ので、こちらが見てもらいたいページと、現実に見られるページにはズレができてしまうのが、ちょっと哀しいところです。
それはネットの定めとして、それでも多くの人に見てもらえることに感謝して、地道に続けていきたいと思います。
(2014.11.15記)
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