◆たぶん週1エッセイ◆
新年を迎えて 2015年
福島原発事故後、かなりの猛暑を含む4度の夏、かなりの厳冬を含む3度の冬が過ぎ、原発がなくても、一向に困らないことが、誰の目にも明らかな今、何故無理をして原発を再稼働させたい輩がいるのか、その背景にどのような利権や力学が働いているのか、そしてそういう連中が何故選挙等では支持されているのか、いぶかしく思う日々です。
11月後半から第二東京弁護士会労働問題検討委員会編の「労働事件ハンドブック」の大幅改訂作業のため、労働事件の裁判例(判決文)を読み続ける作業に没頭して、各方面に不義理をいたしました。本状によりお詫びに代えさせていただきます。労働事件の裁判例の分析を続けて、とても勉強になり、これだけ労働事件をやってきてもなお奥が深いと認識するとともに、労働事件の様々な場面での主張に対応する裁判例を発見し手応えを感じています。
派遣法の改悪や、使用者が残業代を払わなくてよいようにする立法や、労働者を簡単に解雇できるようにする立法を推進する連中が国会の大多数を占めてしまった今、さらに気を引き締めて労働事件などの庶民の権利を守る裁判に当たって行こうと思います。
今年もよろしく
(2015.1.1記)
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