◆たぶん週1エッセイ◆
新年を迎えて 2020年
10日に1回を超える頻度で、全国のどこかの原子力施設上空を航空機(ヘリコプターが多いですが軍用ヘリが少なくなく、戦闘機の場合もあります)が飛行していることをご存じですか?事業者が文書で報告し原子力規制庁が公表したものだけでその頻度なのです。(私のサイトで、事業者の「飛行確認連絡票」全件にリンクを張って紹介しています→こちら)
国は、原子力施設上空の飛行回避が指導され周知徹底されている、墜落確率は極めて低いとして原子力施設に防護設計(航空機が墜落しても壊れない設計)を求めてはいません。航空機テロの場合は壊れることを前提に、遠隔操作や作業員による手動の対応で放射能の大量漏洩は防ぐというのです。原発が一度壊れてしまうといかに何もできないかは、次々と原子炉建屋を爆発させた福島原発事故の進行、さらには事故後今だに汚染水の漏洩を防げない東電の惨状を見ても明らかなのに。原発裁判を続けていると、国や官僚の無責任ぶりに呆れることばかりです。
実質的に本業の中心となっている解雇事件では、資金力にものを言わせて執念深い対応をする使用者側の弁護士が増えて難渋しますが、こちらも根気よくやっています (^^;)
今年もよろしく
(2020.1.1記)
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