たぶん週1エッセイ◆
映画「ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢」

 発明家で間の抜けたウォレスと天才的な技術と勇気を持つ愛犬グルミットの活躍するクレイアニメ「ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢」+過去の作品「チーズ・ホリディ」「ペンギンに気をつけろ!」「危機一髪!」同時上映を見てきました。
 封切り6週目今週から拡大上映の日曜日午後の字幕版、キネカ大森ではグルミットの着ぐるみが頑張っていたためか9割近い入りでした。

 クレイアニメ(粘土の人形を少しずつ動かして映像を作るアニメ)っていうと、子どもの頃に見たモノクロの「ガンビー」のイメージが強くて、自分に子どもができてから「ニャッキ!」とか「ピングー」とかが出てきて、ずいぶんハイカラになったなぁと思っていました。
 でも、このウォレスとグルミットは、同時上映のクラシックものを見ても、一番最初に作られた「チーズ・ホリディ」(1989年)がまだクレイアニメっぽい動き(ぎこちなさ)を残していますが、その後の作品はすでにクレイアニメとは思えないほどのスムーズでスピーディな動きで、そういう技術的な面でまず驚かされます。

 ストーリーは、20〜30分の作品ですから、比較的シンプルで、だいたいおとぼけで抜けたところのあるウォレスが招いたピンチを、天才的な技術と勇気を持つ愛犬グルミットが救うというパターンです。
 ストーリーよりは、グルミットの活躍とか、キャラのおかしみ・かわいさ、他の作品のパロディ等で楽しむ作品だと思います。

 作品としては、私は、同時上映の「危機一髪!」の方が、ストーリー展開、スリル、サブキャラ(羊のショーン)のかわいさの点で新作の「ベーカリー街の悪夢」よりよかったと思いました。
 グルミットの愛読書「犬のための電子工学」って、ちょっと読んでみたい。

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