庶民の弁護士 伊東良徳のサイト

たぶん週1エッセイ◆
サイト開設10年
ここがポイント
 検索順位と月間PVでみると2009年頃が第1次黄金時代、今は第2次黄金時代か
 とか言っていると奢れる人も久しからず、2015年4月からの「モバイルフレンドリー」考慮で没落の予想

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 2015年3月21日で、このサイトの開設から10年になりました。
 素人の手作りのサイトで、一応メインのテーマは裁判制度のしくみや裁判の実務という堅めのもの(ページ数では現在映画の感想記事が過半数ですが (^^ゞ)でありながら、ここ数か月は月間PV(ページビュー:1人が1ページ閲覧する毎に1PV)がコンスタントに10万件を超えるようになりました。ご愛読いただいているみなさまに感謝いたします。

 開設当初の2005年5月から2015年2月までの月間PVをグラフ化するとこんな感じになります。
 開設当初は1万件足らずだった(2005年3月と4月はアクセスログを保存しなかったので今やわかりませんが、当然2005年5月より少なかったはず)のが、2005年7月5日にYahoo!Japanに登録され、当時は「弁護士」のカテゴリーで登録されていたのは30件足らずだったと記憶していますが、そこに new の表示付きで掲載されていたためと思いますが、2005年7月は4万件を突破しました。その後は次第に認知されて検索順位が上がっていき、2009年頃になると、月間PVがコンスタントに7万件を超えるようになりました。2009年9月のピークは、のりピー保釈報道の際にYahoo!Japanニュースで参考サイトとして採りあげられたためですが、このころには、Yahoo!JapanでもGoogleでも、例えば「民事裁判」のキーワードで裁判所のサイト(http://www.courts.go.jp/)と1位を争っていました。検索順位で見ると、第1次黄金時代と言えましょう (*^-^*)
 しかし、その後はアクセス件数が伸びず、検索順位も落ちていく状態が続きました。グラフではそれほど落ちていないように見えますが、PV全体で長期低落傾向ですし、ページ数がどんどん増えて行っているのに月間PVが増えていないのですから、実質は減少と考えるしかありません。このころは、裁判関係のキーワードではトップ10から滑り落ちトップ30にも入らないことが多くなりました。原因については、私は詳しくないのでよくわかりませんが、Googleがサイトの評価に際して分野分けして評価するようになりページ数では映画の感想や読書日記の割合が多いこのサイトを法律や裁判のサイトとは見なくなってその分野での検索順位が落ちたようです。私は、そういうことはわからなかったし、今さら映画や読書関係のページを切り捨てるわけにも行かないので、特段の対策は取りませんでしたが、2014年5月あたりから、再度法律関係のキーワードでの検索順位が上がってきました。Googleの評価が変わったのでしょうか。
 2014年7月のピークは、「ろくでなし子さんの逮捕に思う」がtwitter等で幅広く拡散されたためですが、これと関係なく2014年6月以降は10万件前後となっています。昨今では「民事裁判」「民事訴訟」のキーワードで4〜5位、「労働審判」で3位前後、「控訴」で5〜6位あたりになっているようです(「擬制陳述」「訴訟救助」はほぼ1位、「東京弁護士会」で5〜6位、「第二東京弁護士会」で3〜4位…)。今は第2次黄金時代と呼ぶべきでしょうか (*^O^*)

 近年では、同業者の閲覧が増えているようで、初めて会う弁護士から、「先生のサイトはよく利用させていただいてます」なんて言われることが多くなっています。知人の弁護士からも、いや〜ごくふつうのキーワードで検索したらトップに出てるからビックリしたよなんて言われることが増えています。業者に依頼していないいかにも素人っぽいサイトが検索で上位に表示されるのですから驚くわけです。まぁ、上位に表示されるキーワードは、裁判手続を説明したり、直接商売につながらないもので、業者に作成を依頼している事務所が上位を取りに行きたいキーワードではないからとも言えます。実際、私の得意分野でこのサイトでも詳しく書いていることでも、直接に商売につながりそうな「過払い金請求」とか、「労働問題」とか「残業代請求」とかのキーワードになると、業者に依頼しているサイトにはとても太刀打ちできませんし。

 さて、今は検索順位も上がり、月間PVも順調に伸びて、第2次黄金時代とも言える状況ですが、やはり「奢れる人も久しからず」。来月2015年4月21日からは、Googleがモバイルフレンドリーかどうかをモバイル検索順位に考慮することになっており、このサイトも、モバイル検索では順位がまた落ちていくことが予告されています。
 あれこれ考えても仕方ないので、まずは10年続いたことを喜び、淡々とさらに続けて行きます。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いします。
(2015.3.21記)

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