◆短くわかる民事裁判◆
再審の訴えの提起状況
再審請求については、司法統計年報上、新受件数(その年になされた訴え提起の数)と既済件数(その年に終了した事件数)だけが公表されていて、結果別等の分類をした統計は見当たりません。
司法統計年報から、再審の訴えがなされた裁判所の種別(したがって再審請求の対象となる判決をした裁判所の種別)に応じた新受件数(各年の再審の訴え提起の数)を拾うと次のとおりです。民事事件と行政事件が別立てになっていますので、民事事件の数に+行政事件数の形で作表しました
年 簡易裁判所 地方裁判所 高等裁判所 最高裁判所 2023 31 219+行訴15 231+行訴27 11 2022 29 195+行訴16 210+行訴22 10 2021 33 168+行訴10 213+行訴35 13 2020 34 205+行訴16 209+行訴57 20+行訴1 2019 23 240+行訴19 213+行訴35 6 2018 35 180+行訴28 256+行訴60 7 2017 34 161+行訴23 266+行訴57 10+行訴1 2016 23 166+行訴12 255+行訴44 14 2015 58 200+行訴21 291+行訴52 10 2014 63 166+行訴22 350+行訴48 8
近年は全体で年間500件程度の再審の訴えが提起されています。結果別の統計が公表されていないので、どの程度認められているのかはわかりませんが、再審請求が認められたという話はあまり聞きません。
私に再審の相談をしたい方は、「再審メール相談」のページをお読みください。
再審については「再審請求の話(民事裁判)」でも説明しています。
モバイル新館の「再審請求」でも説明しています。
**_****_**