◆たぶん週1エッセイ◆
新年を迎えて 2014年
今もなお福島原発事故国会事故調を引きずってます。昨年2月に報道された東電の調査妨害の件ではなく、福島原発1号機は津波到達前に非常用交流電源が喪失していた(非常用交流電源喪失の原因は津波じゃない)という問題です。昨年12月13日に東電から詳細な反論が出されたので再反論を準備しています。この問題は最後まで闘い続けるつもりです。(これまでの経過は福島原発全交流電源喪失は津波が原因か(その2)、福島原発全交流電源喪失は津波が原因か(その3)を見てください)
毎年こういうことを書き、またそういう姿が報じられると、それに専念してるのかとよく聞かれます。現実には、多くの時間は、原発裁判とかではなくふつうの民事事件、私の場合庶民の弁護士を名乗っていますから、一般の個人が遭遇する民事事件をやってます。多額の借金を抱えた人の債務整理や破産申立、過払い金請求や、リストラ(解雇)など労働事件、不動産トラブルや離婚、相続などを1件1件ていねいにやるのが今は楽しみです。弁護士の仕事を28年続けてきて、今改めてふつうに弁護士として仕事をすることの大事さを噛みしめています。
昨年4月から第二東京弁護士会の労働問題検討委員会(労働事件の実務の研究や労働・社会保障の法律の検討をする委員会)の委員長となり、改めて労働法と労働事件の奥深さを感じています。
今年もよろしく
(2014.1.1記)
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