◆たぶん週1エッセイ◆
気になる点(容疑者Xの献身)
書評にも書いたように、それほど気にしなくていいと思うんですけど。ちょっとマニア向けの議論。
犯行現場から100m程度のところの1斗缶に詰めて燃やしかけた衣服
作品では死体が富樫であることを示唆するためにあえて残したという前提ですが、脱がせて翌日に「技師」に着せて歩かせたとしても、富樫の体液等は付着しているはず。当初身元不明の死体なのだから、被害者のものと思われる衣服が出たら警察はすぐ鑑定に回すはず。鑑定結果で2人の人物の体液等の反応が出るはずですね。
石神が「技師」を殺したときの凶器のこたつのコード
これは、同一物か、同じ種類の別物か、別物としたら石神はどこで入手したのか。
同一物としたら、やはり2人の人物の皮膚等の痕跡が出るはずです。
別物としたら、購入の裏付けで疑問が出そう。
より崩れそうなのは、ストーカー偽装。
壁に付けた集音器はいつつけたのか
事件前からだとその後の石神の回顧とニュアンスが違う。事件後なら壁の傷が新しいことが見て取れるはず。
手紙はプリントされていたと書かれているが、いつ書いたのか
パソコンで作成したならファイルが残っていて作成時期がわかるはず。なかったら、1通だけ残っているのは疑問を呼ぶはず。
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