◆たぶん週1エッセイ◆
最高裁への期待
このサイトに「まだ最高裁がある?」という原稿を書いてから、3週間あまりですが、その間に限定すれば、このサイトで一番人気のページになっています。
この原稿は、2005年4月22日に掲載して、当初民事・刑事共通でしたが、項目ごとに民事、刑事を説明していて、順番に読むと民事の話になったり刑事の話になったりして読みにくいので、5月4日に民事と刑事に書き分けてリニューアルしました。そのため、4月22日以来ずっとトップページのWhat’s newに乗り続けています。全般的にはWhat’s new掲載ページのアクセスが多いので、このページもそのせいだろうと思っていたのですが、ここ数日、「まだ最高裁がある?(民事裁判編)」のアクセス数が、なんとトップページを抜いてしまいました。昨日(2005年5月13日)は、このページへのアクセスが1日で44件もありました。
このサイトは、広告は一切していませんし、私の知人にも、まだ法律家業界の人には知らせていません(まずは法律家以外の人に意見をもらって、一般の方の読みやすいサイトにしようとして、法律家以外の知人でメールアドレスのわかる人にお知らせした程度です)。サイトへのアクセスのかなりの部分が検索サイト(特に Google )の検索からです。
そうすると、「まだ最高裁がある?(民事裁判編)」へのアクセスの集中は、検索サイトでこのページを直接ヒットさせた一般の方が多いということになりそうです。
さすがに、不思議に思って自分でGoogle で検索をかけてみました。「まだ最高裁がある」をキーワードにするとなんと1位、「最高裁」&「民事」で4位、「最高裁」&「刑事」で3位でした(2005.5.14 午後1時現在)。infoseekもgooも同じです(Googleの検索結果が表示されているのでしょうね)。他方、Yahoo!Japanでは「まだ最高裁がある」で52位、「最高裁」&「民事裁判」では100位以内に入りません(それ以上どこまで見たら出てくるのか、めんどうなので確認していません。このサイトは全般にYahoo!とは相性がよくないようです。今のところ)。
このサイトで最高裁のことを書いているのは、基本的には、「まだ最高裁がある?(民事裁判編)」「まだ最高裁がある?(刑事事件編)」の2ページだけです。このサイトで借金関係(債務整理、自己破産)についてはその何倍も書いていますが、そちらの関係のキーワードでは、検索サイトでヒットすることはまずありません(確認することができないほど後の方の順位で引っかかるのでしょうけど)。最高裁関係のキーワードだとかなり上位でヒットするのですから、弁護士が作っているサイトはかなりあるのに、最高裁のことを書いているサイトは意外に少ないのかなと驚きます。
いずれにしても、「最高裁」&「民事」とか「まだ最高裁がある」などというキーワードで検索する人が、これだけいるのです。単に「最高裁」で検索する人ははるかに多数いるはずです。最高裁へ一般の人の関心がとても大きいことを改めて実感します。
私自身は、今、郵便局職員の懲戒免職の取消・無効確認で勝った裁判が最高裁で審理中です(その事件についてはこちら)。私自身は担当していませんが、原発訴訟でも「もんじゅ」訴訟が最高裁に係属中で5月30日に判決が出ます。
弁護士としていろいろな思いや認識はありますが、それとともに一市民(一庶民)として、最高裁が、庶民の期待を感じ取り、期待に応えてくれることを願っています。
2005年5月14日 アクセスしていただいている方への感謝と最高裁への願いを込めて
う−−−−−ん。もんじゅ最高裁判決についてはこちら (2005.5.31)
追伸:その後、このサイトはYahoo!Japanの登録サイトになったこともあってか、Yahoo!Japanで「最高裁」&「刑事」が2位、「最高裁」&「民事」が4位、なんと「最高裁」だけで検索しても「まだ最高裁がある?民事編」が9位、「刑事編」が13位です(2006.6.25午後6時現在)。Googleでは「最高裁」&「民事」が3位、「最高裁」&「刑事」が4位です。それでもこれらのページがアクセスランキングに登場しなくなって久しいのは、他のページのアクセスが増えたせいでしょうか(最近は特定のページに1日44件くらいアクセスがあっても驚きません。なんせ「心理テストはウソでした」に1日200件以上アクセスが来たりしましたし−その時は驚きましたけど。「まだ最高裁がある?刑事編」も6月20日が54件、21日は59件でした)、それとも「最高裁」をキーワードに検索する人が減ったのでしょうか・・・
郵便局の職員の懲戒免職の事件は、まだ最高裁でつるされたままです。(2006.6.25)
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