◆短くわかる民事裁判◆
裁判所に提出する文書の書式
裁判所に提出する文書のうち、当事者（原告、被告）やその代理人（弁護士）が主張を書いた書面（訴状、答弁書、準備書面等）や申立をする書面（文書送付嘱託とか調査嘱託、人証申請書等）については、裁判所からは、Ａ４用紙縦使い片面印刷、横書き、１行３７文字、１枚２６行、文字の大きさは１２ポイント、余白は左が３ｃｍ、上が３．５ｃｍ、下が２．７ｃｍ、右は１．５〜２ｃｍ、中央下にページを入れるという書式によることが要請されています。これの通りでなくても、特に文句は言われないと思いますが（経験上、本人訴訟でこれをまったく無視したものを相手方が作成提出していても、裁判所が直せというのを聞きませんので）。
２００１年１月１日に、裁判文書がＡ４横書き化された際（それ以前はＢ４縦書き袋綴じという独自の文化というか、形態が採用されていました）、そのように要請されたものです。
読点は、このＡ４横書き化の際に、「，（コンマ）」が採用され（句点は「．（ピリオド）」ではなく「。」）、率直に言って戸惑いながら、しかたなくコンマを使い続けましたが、２０２０年４月から「、」に戻されました。
書証（しょしょう。証拠書類：甲号証、乙号証）については、そのままコピーして提出するものですので、書式の指定はありません。原則はそのままの大きさでコピーして提出します。判読に支障がなければＡ４サイズに縮小したり拡大して出してもかまいません。
訴状の作成については「訴状の作成」でも説明しています。
モバイル新館の「訴状作成：私の基本姿勢」でも説明しています。
答弁書の作成については「答弁書の作成」でも説明しています。
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準備書面の作成については「準備書面の作成」でも説明しています。
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