たぶん週1エッセイ◆
新年を迎えて 2010年
 昨年は、耐震設計の基準となる最大地震の想定が誤りであったことが中越沖地震で明らかになっていた柏崎刈羽原発の裁判で、4月23日に、最高裁が「法律審としての当審の性格」などを言い訳にして中越沖地震で明らかになった安全審査の誤りについての判断を逃げる決定をし(詳しくはこちら)、5月14日には、1999年のJCO臨界事故で被曝した住民の健康被害の裁判で、昨今の原爆症裁判での認定からすれば健康被害が放射線被曝によるものと認められてしかるべきケースなのに東京高裁が請求を全部退ける判決をしました(詳しくはこちら)。原発裁判では今なお厚い壁があると感じます。

 労働問題では、経営者側のやりたい放題を許してきた結果、日本は失業者とワーキングプアがあふれる社会になってしまいました。政権交代で是正されればいいのですが、官僚と経営者側の抵抗が激しく働く人や一般庶民が暮らしやすい社会への道のりは遠く厳しいものとなりそうです。

 消費者金融に対する過払い金請求でも、消費者金融が簡単には過払い金を返さないようになり、以前は交渉で全額返還されたケースでも裁判を起こさないと全額の回収はできなくなり、支払も遅くなってきて、回収の手間と時間がかかるようになっています。

 基本的には、1件1件地道に結果を出していくしかないですが、それを超えたレベルでどうにかならないかなという気持ちを払拭できません。
 サイトの方は、のりピーバブルのためですが、年間では100万PVを達成する(101万6737件)など絶好調です。
 法律関係の記事はなかなか更新できなくて、映画と本のサイトになりつつありますが・・・まぁもともと個人的に趣味でやってるサイトですから、ご容赦を。
 週2本ペースで映画を見続け、土日の午前中や昼間がそれに当てられ(カミさんと週2デートですから、夫婦関係の改善に大きく貢献していますが)、その分読書数が落ち込んでいます。この傾向は、たぶん今年も変わらないでしょうね。「300冊」看板倒れですね。「かつては年間300冊読めた読書術」とか・・・(^^ゞ
 今年もよろしくお願いします。

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