庶民の弁護士 伊東良徳のサイト

    ◆私に相談・事件依頼をしたい方へ
  私に電話をする前にお願い

   電話をいただいたときの私の対応

 私は、相談はもちろん、相談・面会の予約も全部自分が電話に出て、しています。
 相談または事件の依頼をしたいということで電話をいただいた場合、私は、その電話でまず大まかな内容をお聞きしています。(その点については、「電話で相談内容を聞くわけ」で説明しています)

   電話で相談に答えてしまうこともあります

 その際には、事務所に相談に来ていただく場合の準備ということもありますが、その電話自体でお答えできる場合はそこで答えてしまうこともあります(そういう場合でも、電話でのお話で相談料をいただくことはありませんのでご心配なく)。
 それは、細かいことまで聞かなくても、相談する方の聞きたいことに答えられる場合もありますし、弁護士に依頼するまでもなく(弁護士費用をかけるまでもなく)別の方法で解決できるとか別の方法の方が適切だという場合もあります。例えば、相続放棄などは、特別の事情がなければ、弁護士に依頼しなくても自分で家庭裁判所に行けば簡単にできますから、弁護士が代理してそれで弁護士報酬をもらってということは、私は考えません。私がよく相談を受ける分野の労働事件にしても、事柄によっては労働基準監督署に行くのが一番適切ということがあります。そういうときは、電話で、こういうふうにすればいいですよ、それでうまく行かなかったらまた電話してくださいということになります。

   電話の段階で依頼をお断りすることもあります

 逆に、電話をかけてくる方の関心が、相談するというよりも事件の依頼を受けてくれるかということにある場合は、多くの場合は電話でお話しした上で事務所に来ていただいて具体的にお話を聞いて考えましょうとなりますが、ケースによっては電話段階でお受けできないと答えることもあります。
 私の専門外とか、その種の事件の経験がないとかいうことは率直にお伝えします。それで相談者の方が他を当たるということもままあります。私は、そういう場合は、早い段階で他を当たってもらった方がお互いのためだと思います。もっとも、そういう場合に、相談者の方が、私のサイトを読んで私を気に入ってくれていて、専門でなくてもまたその分野の経験がなくても伊東弁護士にお願いしたいと言われることも時々あります。そういう場合は、専門でないとかその分野の経験がないことは理解してもらった上で、事務所に来ていただいて相談した上でどうするか話し合いということになります。
 私がその分野について経験はあるけど今はその分野の事件は受けていませんということもあります。この場合は、私の現在のポリシーの問題になりますので、相談者の方に気に入ってもらっても、残念ながらということになります。それも、電話の段階で早めにお伝えする方がお互いのためだと思います。
 また、例えば、債務整理・過払い金請求とかの場合は1件当たりの負担が少ないというか過払い金請求の裁判とかはまとめてやるので多数並行する方が効率的だったりしますから簡単に受けていますが、そうでない普通の裁判事件だと、受けられる事件数に限界を感じますから、そういう観点からお断りすることもあります。私のポリシーとして、余裕があまりない場合でも、解雇や雇い止めなどで職を失ったケースは優先的に受けることにしていますが。
 お話の内容から相談者の希望を実現することが無理だということでお断りすることもありますし、電話でお話ししていて相性が悪そうだということでお断りすることもあります(そこはお互い様でしょうけど)。
 依頼を受けられないと判断したときは、むしろ早い段階で伝えた方がお互い時間を無駄にせずに済むと、私は思っています。

   電話は5分か10分で終わらせたい

 そういうことで、電話自体で相談をしてしまったり、相談を終わらせることもありますが、それは、比較的短時間で、おおかた5分とか10分で判断しています。相談したいということで電話ををいただいて、それ以上の時間かかるときは、事務所に来ていただいて相談することになりますし、依頼をしたいという場合で判断が微妙な場合も来ていただいて相談した上でということになります。電話でのお話しだけでそれ以上というのは基本的には、勘弁して欲しいと思っています。

 というのは、弁護士会や各種の団体が行っている電話相談の当番ならそのために予定して待っているわけですが、弁護士が自分の事務所にいて電話を受けるときは、そういう態勢にはありません。弁護士が事務所にいるとき、何もしていない(電話を待っている?)などということはおよそあり得ません。電話を受けるときは、まず間違いなく、依頼者・相談者と面談中であったり、裁判所に出す書類や相手方に送る書類、依頼者などへの手紙などを書いているか、事件記録を検討したり裁判例や文献を調べていたりするうちのどれかをしている最中です。電話は、そこに割り込んでいるのだということを認識してください。
 といっても、それでも5分かせいぜい10分で終わるぶんには、私は全然かまいません。何かやっているときの電話ということをいちいち気にしていてはこの仕事は成り立ちませんし、電話でうまく相談者の方の悩みが解決すると、それはそれで1つの快感でもあります。5分も話せないような状況の場合は、すみません、今こういう状況なので○○時頃にかけ直してくれませんかといいます。

 私の経験上、これまで電話をいただいた方のほとんど(たぶん95%以上)は私が何も言うまでもなく10分以内に、相談に来ていただくか、来ていただかなくてもお答えできるか判断できて何の問題もなく終わっています。また長時間にわたったり、結果的に依頼はお受けできないという話をした場合でも、多くの方は納得していただいています。でも時には困った方もいます。
 私にとっては、電話だけで相談をしようと(要するに無料電話相談をしようと)して長時間次々と質問をされたり事情を話し続けられたり(短時間ですむなら無料の電話相談で終わって全然かまわないんですが)、事件の依頼としてはお断りしても断る理由が納得できないと粘られたり、特にお断りするというわけでもないときに電話で依頼を受けるかどうか回答して欲しい(要するに依頼できるなら事務所に行くが、できないなら事務所まで行きたくない)と迫られるパターンがとても困ります。
 最後の点についていえば、裁判になる事件に関しては、会って具体的な話をよくお聞きしてでないと、私には事件として受けるというお答えはできません。電話だけで受けるかどうか判断しろといわれたら、「そういうことでしたら受けられません」と答えるしかありません。

   短時間で充実したお話をするために

 私のところに、HPを見ましたということで相談の電話をかけてこられる方の半分くらいが解雇や雇い止めなどの労働問題に関する相談、1〜2割強程度が債務整理・過払い金請求・破産等の借金に関する相談です。この場合に電話をする前の段階でどの程度のことを準備してもらえばいいか、説明します。
  解雇の相談の場合に準備して欲しいこと
  借金の相談の場合に準備して欲しいこと

 それ以外の分野は?
 様々な分野について一概には言えませんが、電話では、大まかな方向性の話だということを考えた上で、細かいことは省いて大筋の説明をできるようにしてください。細かいことは、その場で必要なら私の方で質問しますし、相談に来てもらう場合はその時にお話しいただけばいいですから。むしろ、自分が何をしたいのか(どういう解決を希望するのか)、あるいは何を聞きたいのかは、頭を整理しておいていただきたいと思います。

**_****_**

 私に相談・事件依頼をしたい方へに戻る

トップページに戻る  サイトマップ