◆短くわかる民事裁判◆
即時抗告の費用
即時抗告の抗告手数料(印紙)は、一律に1000円です(民事訴訟費用法第3条第1項、別表第1 18の項(4))。
抗告申立て時に郵券を予納します(民事訴訟費用法第11〜13条)が、この金額は高裁によってまちまちです。
抗告裁判所が東京高裁の場合、抗告人・被抗告人がそれぞれ1名(共通の代理人がついている場合は複数でも1名とカウント。以下各高裁につき同じ)の場合、3000円(500円4枚、110円2枚、100円4枚、20円9枚、10円20枚)、当事者1名増加ごとに3000円(同じ組み合わせ)追加となります。→東京高裁の予納郵券一覧表
抗告裁判所が名古屋高裁の場合、抗告人・被抗告人がそれぞれ1名の場合、4430円(500円6枚、110円10枚、50円2枚、20円5枚、10円13枚)、当事者1名増加ごとに2600円(500円4枚、110円4枚、20円5枚、10円6枚)追加となります。→名古屋高裁の予納郵券一覧表
抗告裁判所が広島高裁の場合、抗告人・被抗告人がそれぞれ1名の場合、4000円(500円4枚、100円12枚、50円10枚、20円10枚、10円10枚)、当事者1名増加ごとに1220円(500円2枚、100円2枚、10円2枚)追加となります。→広島高裁の予納郵券一覧表
抗告裁判所が福岡高裁の場合、抗告人・被抗告人がそれぞれ1名の場合、3500円(500円4枚、100円10枚、50円4枚、20円10枚、10円10枚)、当事者1名増加ごとに1500円(500円2枚、100円4枚、10円10枚)追加となります。→福岡高裁の予納郵券一覧表
抗告裁判所が札幌高裁の場合、抗告人・被抗告人がそれぞれ1名の場合、3790円(500円4枚、210円5枚、110円5枚、50円2枚、20円2枚、10円5枚)、当事者1名増加ごとに1490円(500円2枚、210円1枚、110円1枚、50円2枚、20円2枚、10円3枚)追加となります。→札幌高裁の予納郵券一覧表
抗告裁判所が大阪高裁、仙台高裁、高松高裁の場合については、裁判所のサイト上、即時抗告の予納郵券の掲載を、私は見つけられませんでした。
どの高等裁判所が抗告裁判所となるかは「抗告裁判所」で説明しています
即時抗告の手続等については、「即時抗告の申立て」等で説明しています。
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