どうして裁判が必要なのですか
裁判にはどのような種類のものがありますか
間違いやすい裁判用語
裁判はどのように行われるのですか
自分が正しければ黙っていても裁判に勝てますか
もめごとが起こったときに、多くの人が納得しやすいしくみとして生み出されたのが裁判制度です。
もっと詳しくは「裁判が必要なわけ」を見てください
一般人(会社も含みます)同士のもめごとを解決する民事裁判、行政(国とか都道府県、市町村など)のやったことが元になったもめごとを解決するための行政裁判、犯罪について国が処罰するための刑事裁判があります。
被告というのは、民事裁判で訴えられた側のことですが、マスコミでは、刑事裁判で訴えられた人(法律用語では「被告人」)も「被告」と呼んでいます。このほかにも告訴(刑事事件で被害者が警察などに加害者を処罰するように求めること)という言葉を民事裁判を起こすことの意味に使ったり、公判(刑事事件の裁判が行われる期日)という言葉を民事裁判で使ったりする人が少なくありません。
もっと詳しくは「間違いやすい裁判用語」「間違いやすい裁判用語その2」を見てください
訴えた人と訴えられた人(当事者)の言い分を第三者の裁判官が聞いて判断します。
裁判官は証拠によってどういう事実があったかを判断し、その事実について法律によって結果を決めます。
そのために当事者が言い分を述べ証拠を出す機会が確保され、裁判官は判断の理由を示すことが必要です。
民事裁判を見に行くとどういう感じかは「民事裁判の法廷の様子」を見てください
簡易裁判所の場合については、「簡易裁判所での民事裁判の審理」もあわせて見てください。
刑事裁判を見に行くとどういう感じかは「刑事裁判の法廷の様子」を見てください
証拠については 「証拠にはどんなものがありますか」を見てください
裁判官が考える法解釈については「法解釈を考える」を見てください
裁判官は神様ではありませんから、黙っていては事実はわかりません。
裁判は当事者が述べた言い分と証拠によって判断しますので、きちんと言い分を述べず、証拠も出さなければ、普通は負けてしまいます。
また、法解釈についても、裁判官が勝手に適切な法解釈を考えてくれるということは、それほどは期待できません。多くは当事者(実際には弁護士)が、その事件に適切な法解釈を主張して、それに説得力があれば裁判官が乗ってくれる(ことがある)というのが実情です。
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